トヨタ自動車系部品メーカーのフタバ産業は24日、インド北部のハリヤナ州に新工場を建設すると発表した。2025年4月に着工し、27年3月に稼働する計画。投資額は約25億ルピー(約45億円)。スズキが25年に同州で新工場を稼働させることに伴い、マフラーなど排気系部品の生産体制を強化する。

新工場の延べ床面積は約1万平方メートルで、従業員数は300人程度の見通し。現地子会社FMIオートモーティブ・コンポーネンツの工場と位置付ける。インド国内の工場としては3カ所目となる。マフラーなどの生産能力は最大年100万台まで引き上げたい考えだ。

インドは中国、米国に次ぐ世界3位の自動車市場で、23年の新車販売台数(出荷ベース、乗用車と商用車の合計)は前年比7%増の507万台だった。トヨタやスズキは需要を取り込もうと増産を急いでいる。インドではトヨタグループのジェイテクトが電動パワーステアリング、豊田合成がエアバッグを製造する新工場を建設する方針を示している。

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