富士急行の2024年3月期連結決算で運輸業の営業利益は3.8倍の37億円に急伸した

富士急行が8日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比97%増の45億円と過去最高となった。インバウンド(訪日外国人)を中心とする観光需要の高まりで鉄道・バス事業やレジャー事業の収益が大幅に改善。営業利益率は16.1%と前の期を6.2ポイント上回った。

売上高にあたる営業収益は18%増の507億円、営業利益は92%増の81億円だった。営業利益は19年3月期の61億円を上回って最高益を更新した。新型コロナウイルス禍で収益体質の改善を進めるなかで観光需要が急回復し、高い利益率となった。

25年3月期の連結業績は売上高が6%増の535億円、営業利益が7%増の87億円、純利益が9%増の50億円と増収増益を見込む。観光需要が引き続き伸びるとみている。

堀内光一郎社長の長男の基光氏(32)が6月19日付で取締役に就任予定との人事も発表した。

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