中古車オークション運営のユー・エス・エス(USS)が8日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比10%増の329億円と過去最高だった。半導体不足の緩和を受けて新車生産と流通が回復し、オークションへの出品台数が増えた。成約時に出品者や落札者から受け取る手数料の引き上げも貢献した。年間配当は75円40銭と7円90銭増やす。

売上高は10%増の976億円だった。オークションへの出品台数は308万台と4.3%増えた。成約台数も198万台と6.6%増加した。

同日発表した25年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比4%増の1019億円、純利益が6%増の350億円を見込む。年間配当は40円20銭。4月に1株を2株に分割したため、実質増配となる。

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