10月1日出荷分からペットボトルや缶などの飲料141品目を値上げする

コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(CCBJH)が8日発表した2024年1〜3月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が28億円の赤字(前年同期は64億円の赤字)だった。経済再開で人流が回復したことに加え、値上げが浸透して赤字幅が縮小した。同日、10月に飲料141品目を一律20円値上げすることも発表した。

売上高にあたる売上収益は前年同期比2%増の1865億円、本業のもうけを示す事業損益は78億円の赤字(前年同期は94億円の赤字)だった。大型ペットボトル製品で23年5月、10月に値上げして1本あたりの単価が19円上昇した。飲料全体の販売数量が横ばいの1億400万ケースだったことで採算が改善した。

同日、10月1日の出荷分からペットボトルや缶などの飲料141品目を値上げすると発表した。メーカー希望小売価格(税別)を5〜18.9%、一律で20円引き上げる。炭酸飲料「コカ・コーラ」の500ミリリットルは160円から180円に引き上げる。5月出荷分から値上げしている小型ペットボトルなど45品目は今回の値上げに含まれないという。

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