ロジスティードはアルプス物流を買収する

米投資ファンドKKR傘下のロジスティード(旧日立物流)は9日、アルプス物流を買収すると発表した。TOB(株式公開買い付け)などを通じて、最終的に80%の株式を取得する。48.8%を持つ筆頭株主のアルプスアルパインの保有比率は20%となる。買い付け価格は1株5774円で、アルプス物流は上場廃止となる。

8月中旬をメドにTOBを実施する。買い付け価格は9日終値(4350円)から33%のプレミアム(上乗せ幅)を付けた。アルプス物流はTOBに賛同し、株主に応募推奨を出した。

まず特別目的会社(SPC)を設立し、アルプスアルパイン以外の株主からアルプス物流の株式を取得したうえで非公開化する。その後、アルプスアルパインから自己株を取得する。

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