焼津水産化学工業が9日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比60%減の1億400万円だった。原材料高や取引先との値上げ交渉の遅れが響いた。売上高は3%増の132億円。中国向けの水産物販売などは減少したが、調味料や機能食品部門の売り上げが伸びた。

同社はいなば食品の特別目的会社(SPC)によるTOB(株式公開買い付け)が成立し上場廃止になる見通しで、最後の通期決算発表となる。25年3月期の業績予想は開示しなかった。

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