ローランド社長に蓑輪雅弘氏㊧が就く(9日、浜松市)

電子楽器大手のローランドは9日、蓑輪雅弘代表取締役 COO兼CIOが7月1日付で社長に昇格する人事を発表した。ゴードン・レイゾン社長は家庭の事情で辞任する。今後はアドバイザーに就任を予定する。

同氏は蓑輪氏について「技術分野をバックグラウンドに持ち、営業やマーケティングの経験も豊富。成長の鍵となる(クラウドサービス)ローランドクラウドの発展を確実なものとする最適な人材」と評した。

レイゾン氏は2022年に社長就任。米アコースティックドラムメーカーのドラム・ワークショップ(カリフォルニア州)の買収を成功させ、ドラム・パーカッション事業を今後成長させる礎を築いた。

箕輪氏は記者会見で「ローランドクラウドのコンテンツやサービスをさらに拡張させるほか、対応するハードウエアの比率を高めたい。スピード感を持ってチャレンジを続けていく」と語った。

同じく浜松市を本拠とするヤマハ、河合楽器製作所も24年に入って新社長を迎えており、日本の世界的楽器メーカー3社のトップが入れ替わる。

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