大型建築工事2件で計136億円の損失を計上した

三井住友建設は10日、2024年3月期の連結最終損益が40億円の黒字(前の期は257億円の赤字)だったと発表した。損失計上が続く大型建築工事の影響が縮小し、3期ぶりに黒字に転換した。政策保有株を売却して特別利益を計上した。

営業損益は85億円の黒字(前の期は187億円の赤字)となった。国内の大型建築工事2件で期中に計136億円の損失を新たに計上したため、従来予想からは45億円下方修正した。ただ、損失は前の期までの水準を下回り、土木工事の採算も改善したため黒字を確保した。売上高は工事が順調に進捗したため、5%増の4794億円だった。

25年3月期は建築工事の進捗が低調で売上高は4550億円と5%減少する。海外事業が好調で営業利益は47%増の125億円、純利益は前期比12%増の45億円を見込む。

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