スタイリングライフ・ホールディングスは今秋・冬以降にキャスキッドソンの店舗を出店する

輸入雑貨店「PLAZA(プラザ、旧ソニープラザ)」を運営するスタイリングライフ・ホールディングス(SLH、東京・新宿)は13日、英国の服飾雑貨「Cath Kidston(キャスキッドソン)」の日本での販売権を取得したと発表した。2024年秋・冬以降、キャスキッドソンの商品を中心に扱う店舗を出店するほか、プラザや電子商取引(EC)サイトなどで販売する。

キャスキッドソンは1993年に英ロンドンで設立したブランドで、花柄が特徴のかばんなどの雑貨で若い女性から支持を集めた。日本法人のキャスキッドソンジャパンは20年に新型コロナウイルス禍で自己破産を申請し、日本事業を停止していた。

キャスキッドソンの英国本社もコロナ禍で経営破綻し、23年3月に英衣料小売りのネクストが買収した。

今回、SLHが販売権を取得したことで、日本に再上陸することになる。SLHは日本でのライセンス権も取得し、日本独自の商品開発にも取り組む。独自商品の一部はアジア各国でも販売を予定する。

キャスキッドソンの化粧品は伊藤忠商事が19年から輸入販売権を得て日本での販売が続いていた。SLHによると、SLHが販売権を取得後も伊藤忠を介した化粧品販売は継続するという。

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