ユーグレナが13日発表した2024年1〜3月期連結決算は、最終損益が1億9100万円の黒字(前年同期は1億6700万円の赤字)だった。化粧品の販売が伸びた上、広告宣伝費や輸送費なども減った。インターネット広告事業を手がける子会社株の売却でのれんや顧客関連資産の減損損失を計上したが、税負担も減少した。
売上高は前年同期比3%増の111億円だった。エイジングケア商品を中心に化粧品事業の定期顧客数や販売量が堅調だった。営業損益は3億200万円の黒字(前年同期は1億7600万円の赤字)だった。四半期では18年7〜9月期以来の黒字だった。広告宣伝費や研究開発費の圧縮に加え、グループ内での物流連携などで販管費も減った。
24年12月期の連結売上高見通しは前期比13%増の525億円という従来予想を据え置いた。24年2月に買収したサティス製薬(埼玉県吉川市)の利益貢献が本格化するほか、バイオ燃料の取引量増加を見込む。
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