団体年金保険は、従業員の退職後の年金などに使われる資金を会社から預かって運用する生命保険会社の主力商品の1つで、一定の利回りを約束し、運用実績に応じて配当も支払います。
このうち、日本生命は団体年金保険について、配当を含めた利回りをこれまでの1.2%から今年度1.35%に引き上げます。
会社は、日銀がことし3月、マイナス金利政策を解除し、運用の中心となる国債の金利が上昇傾向にあることから、運用実績の改善が見込まれるとしています。
また、明治安田生命も、約束する利回りをこれまでの1.25%から来年4月以降、1.3%に引き上げることにしていて、これに加え、運用実績に応じた配当も支払うことにしています。
「金利のある世界」の本格的な到来が見込まれ、資金を運用する環境にも変化が生まれる中、利回りや配当を引き上げて受け取れる金額を増やそうという動きが広がっていくのか注目されます。
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