国内外ともに工作機械の受注額は低迷する

日本工作機械工業会(日工会)が14日発表した4月の工作機械受注額(速報値)は、前年同月比12%減の1172億円だった。16カ月連続で前年同月を下回った。国内外ともに受注は低迷しており、自動車関連や半導体関連などで設備投資の調整局面が続いている。

内訳は国内向けが13%減の363億円だった。オークマの担当者は「中堅・大手は計画通りの受注で、半導体製造装置向けでも具体的な動きはでている。一方で中小零細では様子見が続いている」とする。

海外向けは11%減の809億円だった。中国景気の減速や米欧での金利高止まりが企業の設備投資に対する意欲をそいでいる。芝浦機械は「中国のエネルギー関連向けなど、大型の工作機械の案件が低調だった」とする。

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