タイでオープンした中古品販売店で目撃されたのは、開店とともに真剣な表情で猛ダッシュする人々。

殺到したお客さんは三角コーンをはねのけ、中には商品につまずいたり、転倒してしまう人の姿もある。

それでも、誰1人めげずに一心不乱に走る。

次々と商品を手に取るお客さん。
中には、買い物かごではなく、大きな袋に商品を流し込み爆買いする人もいた。

お客さんたちをここまで熱狂させる商品とは、いったい、どんなものなのだろうか?

棚に置かれていたのは、日本語が書かれたフィギュアやシーサーの置物。
お店の看板には、「いらっしゃいませ」と、ひらがなで書かれている。

このお店、その名も「東京プラザ」。
日本からの中古品を専門に扱っている。

こうした商品は、タイで「ユーズド・イン・ジャパン」と呼ばれ、爆発的な人気を誇る。

新規オープンした店だけでなく、その系列店でもシャッターが開いた瞬間、隙間から手や足を出して、はって店内へと入るお客さんの姿もあった。

もしかしたら皆さんが手放したものが、ほほ笑みの国で人を笑顔にしているかもしれない。

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