イギリス政府は8日、国内でスパイ活動をしていたとしてロシアの駐在武官を国外退去処分にしたほか、ロシアがスパイ活動に使っていたとみられる国内の複数の施設を「外交施設」の位置づけから除外するなどと発表しました。

これに対して、ロシア外務省は16日、首都モスクワにあるイギリス大使館の代表者を呼び出し「イギリス側の決定は非友好的で根拠のないものだ」として、強く抗議したと明らかにしました。

そのうえで報復措置として、モスクワに駐在するイギリスの武官を国外退去させる処分を通告したと発表しました。

ロシア外務省はさらに「われわれの対応は、今回の措置で終わるわけではない」として、さらなる報復措置を行うと警告していて、ウクライナ情勢などを巡って対立が続くイギリス側をけん制しています。

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