アメリカ・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は17日、記者会見で、安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官が19日にイスラエルを訪れ、ネタニヤフ首相や政府高官と会談すると発表しました。

カービー氏は、イスラエル軍によるガザ地区南部ラファでのイスラム組織ハマスに対する軍事作戦が議題になるとした上で「標的を絞り、正確で、効果的にテロ組織を追い詰める方法を話し合うつもりだ。われわれは大規模な部隊で、無差別かつ無謀に突入することがその方法だとは考えていない」と述べて、サリバン大統領補佐官がイスラエル側に大規模な地上作戦は行わないよう直接、働きかけるとの見通しを示しました。

またカービー氏は「イスラエルは何か大きな決断をする前に、われわれと話し合いを続けると確約している」と述べて、アメリカとの協議が続いている間は、大規模な地上作戦は行われないとの見方を示しました。

多くの住民が身を寄せるラファでの軍事作戦をめぐり、イスラエルのガラント国防相は16日、追加の部隊を派遣すると明らかにしていて、アメリカ側の働きかけで大規模な作戦に拡大するのを防げるかが焦点です。

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