イスラム組織ハマスは13日、イスラエルから示された休戦に向けた合意案を拒否し、完全なる停戦などを改めて求めたとの声明を出した。

地元メディアによると、イスラエルは7日、6週間の休戦と収監しているパレスチナ人の釈放と引き換えにハマスが人質40人を解放するなどとする合意案を提示していた。

これに対しハマスは13日、イスラエルの合意案を拒否し、完全なる停戦、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザからの撤退、住民のガザ地区北部への帰還などを改めて求めたとの声明を出した。

イスラエル政府は、ハマスのガザ地区指導者ヤヒヤ・シンワル氏がイランとの緊張を利用し、中東全域が緊迫化するように合意案を拒否していると批判した。そのうえで、人質133人を解放するためにはイスラエルはあらゆる手段を講じるとしていて、多くの避難民がいるガザ地区南部ラファへの軍事侵攻を示唆するなどけん制した。

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