【台北共同】「中華民国(台湾)の存在を中国が直視し、台湾人の選択を尊重することを望む」。台湾総統府前の祝賀式典会場で20日に行われた就任演説で頼清徳新総統は力を込めた。目指すのは中台の「現状維持」。詰めかけた支持者らも「戦争だけは避けて」と話し、穏当な対中政策を求めていた。  会場には約2万人の支持者が集まった。頼氏は妻の呉コウ如さんと現れ、落ち着きつつも時折誇らしげな表情を浮かべて演説。「台湾は主権独立国家だ」と述べると大きな拍手が起こった。  ただ民主進歩党(民進党)政権が続くこともあり、1月の総統選の際のような熱狂的な声援はない。


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