広島県庁で記者会見する湯崎英彦知事=21日午前

 広島県の湯崎英彦知事は21日の記者会見で、米国による臨界前核実験の実施を静観する日本政府の姿勢に「看過すれば、ロシアや中国、北朝鮮などのさらなる核実験と核抑止力を強化する口実になる。厳重に抗議してほしい」と苦言を呈した。  米国は14日に西部ネバダ州で実験をした。湯崎氏は唯一の戦争被爆国として被爆者や遺族の思いを受け止める必要があるとし「核兵器廃絶に向けたステップを着実に前進させるため、政府としてどういう対応をすべきか判断してほしい」と強調した。


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