【ワシントン=共同】米東部バーモント州にある民主党系無所属のサンダース上院議員の事務所で5日発生した放火事件で、検察当局は7日、事務所の扉に火を放った疑いで、シャント・ソゴモニアン容疑者(35)が逮捕されたと発表した。背景は不明で、警察が動機を調べる。

サンダース氏はプログレッシブ(進歩派)と呼ばれる急進左派の重鎮として影響力を持ち、11月の大統領選で民主党のバイデン大統領に投票するよう呼びかけている。当時、事務所におらず無事だった。

発表によると、容疑者は5日朝、同州バーリントンのビル3階にある事務所のドアに液体をかけた後、ライターで火を付ける様子が防犯カメラに記録されていた。当時、事務所内には複数の職員がいたが、スプリンクラーが作動し、けが人はいなかった。

サンダース氏は2016年と20年の大統領選の民主党候補指名争いに出馬した。

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