鳥取県の境港と韓国の東海を結ぶ貨客船「イースタンドリーム号」が、この夏5年ぶりに定期運航を再開するのを前に、26日に試験運航で境港に入港しました。
白い船体に赤とブルーのストライプ。夢みなとターミナルに姿を見せた「イースタンドリーム号」です。2024年8月3日に始まる正式運航を前に、試験運航で夢みなとターミナルに入港。韓国の旅行関係者やマスコミ関係者など約40人が降り立ち、歓迎のセレモニーが行われました。
境港と韓国・東海を結ぶ定期航路は、2009年から韓国のDBSクルーズフェリーが「イースタンドリーム号」を使って運航していましたが、2019年に日韓関係の悪化から運休に。その後、廃業したDBSクルーズから船を引き継いだ「トゥウォン商船」が5年ぶりに航路を復活させます。
鳥取県・平井知事:
荷物の交流、人の交流を活発に行いたいと思います。新しい歴史を始めることになります。「イースタンドリーム号」の旅とともに韓国・日本の関係を発展させてまいりたいと思います。
一般向けの船内見学会も開かれ、家族連れなど35人が実際の船旅をイメージしながら客室やレストランなどを見て回りました。
見学者:
飛行機ですぐ到着するのとは違う船旅の楽しさがあるのではないかと思いました。
見学者:
値段もありますけど、一度乗ってみたいなと思います。
定員530人で、貨物コンテナ130個相当を運ぶことができる「イースタンドリーム号」。県と運航会社は、貨客船の特性を活かした旅行プランを造成するなどして利用促進に向けた取り組みを加速させたいとしています。
トゥウォン商船イ・ソッキ代表取締役:
飛行機は、目的地に着いた瞬間から旅行になりますけど、船の場合は、船に乗る瞬間からが旅行の始まりになります。船から楽しめる観光を作っていきたい。
平井知事:
まずは情報発信をして、旅行商品の造成など展開を図っていきたい。8月まで間もありません。全力を挙げて準備を進めて行きます。
8月3日に正式就航する「イースタンドリーム号」は、週1便の運航を予定しています。
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