スペインとノルウェー、アイルランドは28日、パレスチナを国家として正式に承認した。

スペインは28日の閣僚会議で、東エルサレムを首都として、ガザ地区とヨルダン川西岸地区を含むパレスチナを正式に国家として承認した。

ガザ地区では、イスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が続いていて、サンチェス首相は、国家承認は平和を実現するための唯一の解決策だと主張している。

また、アイルランドとノルウェーも同じ日にパレスチナを国家承認し、アイルランドのハリス首相は、ガザでの「人道的な大惨事」をやめるよう改めて呼びかけた。

イスラエルは反発していて、すでに3カ国から大使を引き上げさせると決めた。

スペイン外相によると、パレスチナを国家承認した国はこれで146カ国となり、30日にはスロベニアも加わるとみられている。

一方で、日本やアメリカなどG7=先進7カ国は未承認で、デンマークの議会では28日に承認のための法案が否決されるなど、各国の判断は割れている。

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