香港警察は28日、スパイ行為などを取り締まる国家安全条例に違反した疑いで、男女あわせて6人を逮捕したと発表した。
3月に施行されたこの条例に基づく逮捕者は初めて。
逮捕された6人は、民主化を求める民衆を軍が鎮圧した1989年の天安門事件について、SNS上に上げた投稿が条例違反にあたると判断されたもの。
国家安全条例は、スパイ行為や外部勢力の干渉を取り締まる国家安全維持法を補完する目的で2024年3月に施行されたもので、この条例に基づいて逮捕者が出るのは初めて。
6月4日に天安門事件から35年になるのを前に、当局は各所で警戒を強めていて、今回の逮捕もその一環とみられる。
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