【キーウ共同】ウクライナ非常事態庁は29日、ロシアの侵攻後、地雷などロシア側が残した爆発物により673人が負傷し、うち80人が子どもだったと発表した。ロシア側に一時占拠された地域を中心に、森や壊れた建物などに子どもたちを近づかせないよう警戒を呼びかけた。  ウクライナ当局の推計では、国土の約3割が地雷や不発弾の危険にさらされている。爆発物の形状はさまざまで、チョウの形などおもちゃと間違えやすい対人地雷もある。日本は地雷探知機を供与し、除去に向けて協力している。  一方、クリメンコ内相は29日、東部ハリコフ市で25日に攻撃を受けた大型商業施設について、がれきの除去を終えて死者が19人、負傷者が54人に上ったと明らかにした。死者には12歳の少女や17歳の少年らが含まれる。  ハリコフ市郊外では29日も誘導弾で1人がけがを負った。東部ドニエプロペトロフスク州ニコポリでも同日、救急車への無人機攻撃で運転手の男性が死亡したほか、図書館や店舗などへの砲撃で男性1人が死亡した。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。