カンボジアの国営メディアによりますと、フン・マネット首相は28日、カンボジアに駐在する中国大使と式典に臨み、首都プノンペンの南部を通る第3環状道路について、「習近平大通り」と命名すると発表しました。

この環状道路は、全長およそ50キロで、プノンペンと地方都市を結ぶ複数の国道と接続する主要道路の1つとなっていて、中国企業が建設を請け負ったということです。

国営メディアは「この大通りは、長い歴史のあるカンボジアと中国との関係が断ち切れないほどまで発展した証しだ」と伝えています。

プノンペンでは、このほか中国大使館に面した道路が「毛沢東大通り」と命名されています。

カンボジアでは、最大の援助国である中国が経済や安全保障面でも影響力を強めていて、今回、首都を通る主要道路に中国の最高指導者の名前を冠したことで、両国の緊密な関係を改めて印象づけた形です。

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