アメリカのトランプ前大統領が不倫の口止め料を不正に処理した罪に問われている裁判で、29日、評議は結論が出ず、翌日以降に持ち越しとなった。
この裁判は、トランプ前大統領が、不倫関係にあったとされる元ポルノ女優に支払った口止め料を、弁護士費用として不正に処理した罪に問われているもの。
有罪か無罪かを陪審員が話し合う評議が29日に行われたが、評決には達せず、翌日以降に引き続き評議することになった。
この評議は12人の陪審員によって非公開で行われ、評決に至るには、陪審員全員が一致して無罪か有罪かを決める必要がある。
陪審員の意見が分かれた場合には、審理無効となる。
アメリカの大統領経験者が初めて刑事責任に問われた今回の裁判は、評議が難航しており、評決が出るのに数日かかる可能性がある。
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