イスラエル軍“ラファで標的絞った攻撃 ハマスの拠点破壊”

ガザ地区でのハマスとの戦闘をめぐり、イスラエル軍は6月2日、過去数日間、ラファで情報に基づいた標的を絞った攻撃を行い、ハマスの拠点を破壊したうえ大量の武器を発見したなどと主張しました。

エジプトとの境界地帯「フィラデルフィア回廊」の周辺でもロケット弾の発射装置を発見したとしています。

また、ガラント国防相は「ラファでの作戦は地上でも地下でも進展している。ハマスに終止符を打とうとしている」などと強調しました。

ガザ地区での戦闘休止と人質解放をめぐっては、アメリカのバイデン大統領が新たな提案を明らかにしましたが、イスラエル側では極右の閣僚らが反発する姿勢を示すなど、連立政権内でのあつれきがあらわになっていて、交渉の行方は依然不透明です。

こうした中、イスラエル軍としては、ラファでの攻勢を強め、イスラエル国内向けに作戦が成果をあげているとアピールする思惑がありそうです。

ガザ地区 これまでに3万6439人死亡 保健当局

ガザ地区の保健当局によりますと、ガザ地区では戦闘開始以降、これまでに3万6439人が死亡したとしています。

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