夏のオリンピックを7月に控えたフランスのパリでは、各地で競技会場などの設営が急ピッチで進められています。

6月7日にエッフェル塔に設置されたのは、リサイクルの金属素材で作られた、横およそ29メートル、縦およそ13メートルの、オリンピックのシンボルです。

深夜から夜明けごろにかけて、エッフェル塔の高さ70メートル付近に、事前に周知されることなくサプライズで設置されました。

朝、エッフェル塔を望む広場を訪れた観光客は、オリンピックに向けて装いを新たにした塔の様子を写真におさめていました。

日本から新婚旅行で訪れ、エッフェル塔を背景にドレス姿で記念撮影をしていた女性は、「オリンピックが始まるんだと思ってわくわくしました。いい思い出になります」と話していました。

パリオリンピック組織委員会のエスタンゲ会長は「たくさんのサプライズを最後まで用意しています。可能なかぎり創造的で、大胆であろうとしています。決してがっかりはさせませんし、とりわけ開会式は特別なものになります」と話していました。

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