7日、マニラで記者会見するフィリピン沿岸警備隊のタリエラ報道官(中央)と海洋環境調査を行った科学者ら(共同)

 【マニラ共同】フィリピン沿岸警備隊のタリエラ報道官は7日に記者会見し、南シナ海の自国の排他的経済水域(EEZ)にあるサビナ礁で4~5日に科学者らが海洋環境調査を行った際、中国側が海警局の船やゴムボートで追尾して妨害を試みたと発表。中国海軍がホーバークラフトを展開し軍事演習を実施したと非難した。  フィリピンが南シナ海で中国軍によるホーバークラフトの演習を確認したのは初めてとしている。  タリエラ氏によると、中国軍はホーバークラフト2隻を含む軍艦とヘリコプターを動員。ホーバークラフト展開後に、揚陸演習を行うと無線でフィリピン側に通告したという。実際にサビナ礁に上陸はしなかった。


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