9日、ベルリンで、欧州議会選の暫定結果を受け喜ぶ「ドイツのための選択肢(AfD)」関係者(ゲッティ=共同)

 【ベルリン共同】ドイツで9日投開票された欧州連合(EU)欧州議会選で、公共放送ARDの予測によると、国政で最大野党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が大勝し、難民排斥を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が2位となる見通しとなった。ショルツ首相の社会民主党(SPD)や環境保護政党「緑の党」などの連立与党は大敗した。  9日深夜時点の予測得票率は、CDU・CSUが30・2%、AfDが15・9%。  2013年発足のAfDは移民や難民の受け入れ反対を掲げ、17年に国政に進出。ショルツ政権下で経済低迷や移民政策への不満をすくい取る形で支持を拡大している。


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