イスラエルのガンツ前国防相は、イスラム組織ハマスとの戦闘においてネタニヤフ首相の姿勢に反発し、戦時内閣から離脱すると発表しました。
ガンツ前国防相は9日、会見を開き「ネタニヤフ首相が人質の解放やハマスの壊滅など真の勝利に向かうのを妨げている」と話し、戦時内閣からの離脱を発表しました。
また、「信頼される政府を樹立しなければならない」と述べ、早期の総選挙実施を求めています。
これに対し、ネタニヤフ首相はSNSで「今は戦いを放棄する時ではない。力を結集する時だ」と声明を発表し、ガンツ氏に離脱しないよう呼びかけました。
ガンツ氏は5月、戦闘終結後のガザ地区の統治計画を策定するよう求めていましたが、ネタニヤフ首相は応じませんでした。
一方で、ガンツ氏が離脱しても議会で与党が過半数を維持しますが、国内でネタニヤフ氏に対する逆風が強まる可能性があります。
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