北朝鮮は8日夜、ゴミをぶら下げた風船を再び韓国に向けて飛ばしました。
これを受けて韓国政府は、約6年ぶりに北朝鮮に向け「宣伝放送」を再開することを決めました。
韓国軍によると、北朝鮮が飛ばした「ゴミ風船」は8日夜以降、約330個確認され、うち80個程度がソウルなど韓国国内に落下したということです。
韓国の脱北者団体が6日以降に北朝鮮に飛ばした体制批判のビラなどへの報復とみられ、一連の応酬で北朝鮮が風船を飛ばすのは3回目です。
これを受け、韓国政府は対抗措置として、9日中に北朝鮮との境界地域に拡声器を設置し、2018年以来となる「宣伝放送」の再開を決めました。
韓国政府は「今後、南北の緊張を高める責任は全面的に北朝鮮にある」としています。
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