NATOのストルテンベルグ事務総長(アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)

 【ブリュッセル共同】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は12日、ブリュッセルで記者会見し、核兵器がNATOの「究極の安全保障」だと強調した。ウクライナ侵攻を続けるロシアが核の威嚇を繰り返していることに対抗するため「NATOの核抑止力が効果的だと明確に伝える必要がある」と述べた。  NATOは13~14日にブリュッセルで国防相会合を開く。ウクライナ支援とともにNATOの核抑止力が議題になる。  ストルテンベルグ氏は、NATOがロシアだけでなく、中国の核の脅威にもさらされていると指摘。中国について「数年以内にはるかに多い数の核ミサイルを持つ」と警戒感を示した。


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