【イスラマバード=共同】パキスタン北部ギルギット・バルティスタン地域にあるスパンティーク(7027メートル)に登山中の日本人男性2人が12日までに行方不明となった。在パキスタン日本大使館や地元当局などが13日明らかにした。2人は50代と30代。

12日の捜索は周囲が暗くなったため中断され、13日にパキスタン軍がヘリコプターも投入して再開された。

地元当局によると2人はヒラオカ・リュウセキさんとタグチ・アツシさんとみられる。同じ山に登っていた別の日本人グループが、先に進んでいた2人の足跡が途中で消えたことに気付き、ベースキャンプに戻って報告した。

パキスタン北部には世界第2の高峰K2(8611メートル)もあり、世界の登山家が訪れる。

ギルギット・バルティスタン地域では昨年8月、別の山に登山中の日本人2人が滑落、そのうち1人がその後にクレバス(雪や氷の割れ目)に落ちたとみられ、死亡が宣告された。1人は無事だった。スパンティークでは2002年に高山病とみられる症状で日本人男性が死亡した。

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