アメリカのオースティン国防長官は14日、訪問先のベルギーでNATO=北大西洋条約機構の国防相会議に出席したあと、記者会見しました。

この中でオースティン長官は、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの和平交渉の条件として、ロシアがおととし一方的に併合を宣言したウクライナ東部と南部のあわせて4つの州からのウクライナ軍の撤退などを示したことについて、「ウクライナの領土を違法に占領しているのはプーチン氏だ。ウクライナに指示する立場にはない」と強く批判しました。

その上で「われわれはプーチン氏に対しウクライナ領から去るよう求める」と述べ、撤退しなければならないのはロシアだとして、速やかな撤退を求めました。

また、オースティン長官は7月にアメリカの首都ワシントンで開催するNATO首脳会議について、「ウクライナの最終的な加盟に向けて着実に進むことになる」と述べ、ウクライナの加盟に向け前進させたい考えを示しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。