中国の国家統計局が17日に発表した5月の新築の住宅価格指数は、主要な70都市のうち68都市で4月から下落しました。
下落した都市は4月から4都市増え、その比率は主要都市の97%余りに上っています。
大規模な都市では、
▽広州が1.4%
▽北京が1.1%
▽深※センが0.8%
それぞれ下落しました。
また、規模の小さい地方の都市も、平均で0.8%下がっていて、不動産不況が一段と深刻になっています。
一方、上昇は上海と太原の2都市にとどまりました。
中国政府は、売れ残っている住宅を地方政府に買い取らせたうえで、低所得者向けの住宅などとして活用する方針を示したほか、住宅ローン関連の規制を一段と緩和するなど、不動産不況への新たな対策を打ち出していますが、市場の低迷が改めて浮き彫りになった形で、政府の対策が今後どこまで効果をあげるのかが焦点となります。
※「セン」は、土へんに「川」。
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