総選挙に向け、農家を視察する国民連合のジョルダン・バルデラ党首(中央)=14日、フランス中部(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランスの極右政党、国民連合(RN)の台頭を受け、ジョルダン・バルデラ党首(28)が一躍注目を浴びている。2022年にマリーヌ・ルペン氏の後任に就いた移民系のバルデラ氏は、6~7月の国民議会(下院)選でRNが勝てば首相になるとみられている。  17日の世論調査によると、30日の第1回投票でRNに投票すると答えた人は33%で、左派連合の28%、マクロン大統領の与党連合の18%を上回った。ただ、RNは現状で過半数に届かない公算が大きく、バルデラ氏はさらなる票の獲得を目指している。  バルデラ氏はイタリア系の両親の下、移民が多く住むパリ郊外サンドニの団地で育った。


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