イスラエルとイスラム組織ハマスによる戦闘が始まって、7日で半年。
パレスチナ自治区ガザで支援をする国連機関の日本人職員は、「人々の心が壊れている」と現地の状況を話した。
UNRWA・清田明宏保健局長「戦争が始まって半年になる。本当に毎日の生活が大変で、『わたしは壊れている』とよくみんな言っている」
ハマスの越境攻撃から始まった2023年10月7日の戦闘開始以降、ガザ地区での死者は3万3000人を超えている。
最南端の街・ラファには、ガザ全域から逃れてきた150万人の避難民がいて、食料不足が深刻化している。
また衛生状態も悪く、現地で診療所などを回っているUNRWAの清田保健局長は、「トイレは800人に1つ。シャワーは3000人に1つの割合しかない」と指摘する。
UNRWA・清田明宏保健局長「『きょうしか考えられない』という方によく会う。皆、限界を超えて疲れてるのだと思う。早く戦争を終えて、ガザの人々が普通の生活に戻れるように、動き出せるように早くしてほしい」
ただ、ガザでの戦闘休止と人質解放に向けた交渉は難航していて、合意の見通しは立っていない。
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