イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始から4月7日で半年となる。近く戦闘休止に向けた交渉が再開される予定だが、合意の見通しは立っていない。

ガザ地区では戦闘開始からの死者が3万3137人に達するなど人道状況は悪化の一途をたどっていて、食糧不足も深刻だ。パレスチナ赤新月社は、栄養失調などにより31人の子供が亡くなったとしている。

一方、ハマスが拉致した人質はいまも100人近くが拘束されたままで、人質解放に向けた道筋も立っていない。

こうした中、イスラエルメディアによるとイスラエル政府は7日、戦時内閣を開き、エジプトの首都カイロで行われる予定の休戦に向けた交渉に代表団を派遣するかを議論する。交渉にはアメリカのCIA長官のほかカタールやエジプトの代表が参加するという。

また、ハマスも6日、カイロに代表団を派遣すると声明を出した。

交渉に向けてハマス側は、市民のガザ北部への帰還や完全な停戦、イスラエル軍のガザ地区からの撤退を求めるとしているが、イスラエルは応じない構えで、双方の隔りは大きく合意の見通しは立っていない。

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