南米のパンタナールは、ブラジルとボリビア、パラグアイの3か国にまたがる面積がおよそ20万平方キロメートルと日本の本州に匹敵する世界最大級の湿原で、一部の地域が世界遺産に登録され多様な生物が生息していることで知られています。

パンタナールの大部分を占めるブラジルの国立宇宙研究所は、ブラジル国内のパンタナールで6月に入って23日までに発生した火災が2363件と、6月としては火災が最も多かった2005年の5倍以上に急増したとしています。

雨が少なく乾燥した状態が続いていることが背景にあると指摘されています。

パンタナールの火災は例年7月から9月にかけて多くなることから、24日、地元の州当局は180日間の非常事態を宣言しました。

ブラジルは去年も、アマゾン川が流れる北部一帯で観測史上最悪といわれる干ばつの被害に見舞われています。

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