【ジュネーブ共同】世界気象機関(WMO)は2日、昨年2月にオーストラリア北西部の沖合で発生しアフリカ諸国に被害を与えたサイクロン「フレディ」が勢力を維持した期間が36・0日間で、台風やハリケーンを含め観測史上最長を記録したと発表した。  これまでの最長記録は1994年に北太平洋で発生したハリケーン「ジョン」の29・75日間だった。WMOは、台風とほぼ同様の勢力を維持した期間を数えている。  フレディは昨年2~3月、オーストラリアから、ゆっくりとインド洋を横切りアフリカ大陸に上陸。マラウイやモザンビークなどでは家屋倒壊や土砂崩れが起き、計180人以上が死亡した。


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