岸田文雄首相は10日から訪米し、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議にパートナー国として出席するのに合わせ、同様に招かれている韓国、豪州、ニュージーランドとの4カ国の枠組みで首脳会談を開催する方向で最終調整に入った。バイデン米大統領が短時間ながら参加する可能性もあるという。

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 日本政府関係者が明らかにした。4カ国はインド太平洋地域のパートナー国として招待をされており、この地域で北朝鮮が核・ミサイル開発を進め、中国が海洋進出を強める中、安全保障面の連携などを確認する見通し。豪州は首相ではなく代理の出席を検討しているという。

 一方、日米韓の首脳会談も検討されていたが、11月に大統領選を控えたバイデン氏との日程が合わず、正式な会談は見送られる方向となっている。日米韓首脳会談は昨年8月、毎年開催することで合意していたが、今年はまだ開かれていない。

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