【シンガポール共同】インドネシアのイスラム過激派組織ジェマ・イスラミア(JI)の幹部16人が5日までに、組織を解散するとのビデオ声明を出した。今後は法令を順守し、教育活動に重点を置くとしている。ただ組織が分裂する可能性もあり、テロ活動が沈静化するかどうかは不透明だ。  幹部らは6月30日にビデオ声明を公表。地元のテロや紛争分析のシンクタンク「IPAC」は4日に声明の信頼性が高いと確認した。インドネシア政府は公的な反応を示していない。  IPACは「全員が満足しているわけではなく、分裂が生じる可能性もある」として、西ジャワなど活動が盛んだった地域を注視する必要があると指摘した。


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