普段、陸にいるはずの動物が水中で目撃されたのは、撮影場所から向こう岸にも及ぶ牛の大行列。

少なくとも100メートルにわたって群れをなして進んでいたのです。

さらに別の場所では、ヘラジカの群れが大きな鳴き声を上げ、岸に向かってくる仲間の姿を見守っています。

中には、はぐれてしまったのでしょうか。
1頭だけで泳ぐヘラジカもいました。

他にも、岸を目指して必死に泳ぐ犬を救助隊が心配そうに見守っていました。

いったいなぜ、動物たちは水の中を必死に泳いでいたのでしょうか。

原因は、豪雨による影響でした。

7月5日、中国で2番目に大きな淡水の湖である洞庭湖の堤防の一部が決壊。

大量の水が流れ出し、住宅や農地が浸水。
その影響で、動物たちは泳いで陸地へ避難していたのです。

現地当局によると、周辺に住む約6000人が避難を余儀なくされたという今回の水害。

堤防の決壊は200メートル以上に及びましたが、日本時間8日の夜には再び封鎖することができたということです。

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