【テヘラン共同】イランのペゼシュキアン次期大統領は、新政権の外相に知日派の元駐日大使、アラグチ氏を起用する方針を固めた。周辺が11日、共同通信に明らかにした。ペゼシュキアン氏は米国の制裁で疲弊する経済の回復に向け、欧米との対立を深めたライシ政権の保守強硬路線を転換し、イラン核合意の再建を目指している。  欧米との核協議で交渉団を率いた経験があるアラグチ氏の起用で、停滞している核合意再建交渉を立て直したい考えだ。最高指導者ハメネイ師の事務所は10日、ペゼシュキアン氏が28日に大統領に就任すると発表した。  アラグチ氏は2008~11年に駐日大使を務め、日本政界にパイプを持つ。


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