アメリカのトランプ前大統領が演説中に銃撃を受けた事件で、容疑者の男は共和党員として有権者登録していた一方で、民主党に近い組織にも寄付していたことがわかりました。
捜査当局が動機などについて調べています。

トランプ氏は13日、ペンシルベニア州で演説中に銃撃を受け、現場は騒然としました。

右耳から出血したものの、拳を上げて無事をアピールし、シークレットサービスに支えられながら会場から退避しました。

トランプ氏は、すぐにSNSで「右耳の上部を銃弾が貫通した」と投稿しました。

その後、飛行機でニュージャージー州に移動していて、自らの足でしっかりとタラップを下りる姿がカメラにとらえられていました。

男は犯行直後にシークレットサービスによって殺害され、FBI(連邦捜査局)は、男をペンシルベニア在住のトーマス・クルックス容疑者(20)と特定し、「暗殺未遂事件」として捜査を始めたことを明らかにしました。

クルックス容疑者は共和党員として有権者登録していた一方で、地元メディアによりますと、過去には民主党に近い組織にも寄付していて、捜査当局が動機などについて調べています。

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