韓国に亡命したのは、キューバにある北朝鮮大使館で政治担当参事を務めていたリ・イルギュ氏で、韓国の大手紙「朝鮮日報」が、本人へのインタビューを16日伝えました。

それによりますと、北朝鮮外務省の上級幹部による賄賂の要求や、キューバで受けられない治療をするための出国が認められなかったこと、それに「体制への嫌気と未来への悲観」を脱北の理由にあげています。

リ氏が駐在していたキューバは北朝鮮の友好国ですが、ことし2月に韓国と国交を樹立していて「朝鮮日報」は、リ氏がこれを阻止しようとする任務を担っていたとも報じました。

北朝鮮外交官の韓国亡命が公になるのは、5年前に脱北した駐イタリア代理大使や駐クウェート代理大使だった2人の外交官以来です。

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