フィリピン入国管理局は17日、特殊詐欺事件に関与した疑いで日本人の男4人を逮捕したと発表した。捜査当局は、カンボジアを拠点とする特殊詐欺グループの創設メンバーとみて調べている。
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フィリピン入管によると、逮捕されたのは、ウエダ・コウジ(27)、キヨハラ・ジュン(29)、スズキ・セイジ(29)、サワダ・マサヤ(39)の4容疑者。5月にさいたま市の大宮簡裁から、詐欺や恐喝などの疑いで逮捕状が出ていたという。
フィリピン当局が日本の警察から情報提供を受け、捜査を開始。今月16日にマニラ首都圏の路上やニノイ・アキノ国際空港で4人を発見し、拘束した。近く日本に強制送還する方針だ。
地理的に日本に近いフィリピンには、特殊詐欺に関与したとされる日本人容疑者の入国が相次ぐ。今年に入ってからも、元暴力団員らがつくったとされる犯罪集団「JPドラゴン」のメンバーらの逮捕、送還が続いている。(バンコク=大部俊哉)
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