米ワシントン州シアトルの公園で、足首から上がなくなった、佐々木禎子さんをモデルにした銅像=12日(コリーン・キムジーラブ提供・共同)

 【ロサンゼルス共同】米西部ワシントン州シアトルの公園から、広島で被爆して12歳で亡くなった佐々木禎子さんが折り鶴を掲げる姿の銅像が盗まれたことを受け、地元のキリスト教団体は16日、復元のため募金の受け付けを始めたと明らかにした。像の大切さを知ってもらうため、広島原爆の日の8月6日に折り鶴を折る行事を開き、鶴を公園に飾るという。  募金の受け付けを始めたのは、反戦を掲げるキリスト教のクエーカー教徒団体で、禎子さんの存在が「平和な世界を目指す全ての人にとって大きな意味を持つ」と強調している。盗まれた「サダコ像」は1990年、クエーカー教徒らの尽力でシアトルの「平和公園」に置かれた。


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