【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(7月18日の動き)

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ゼレンスキー氏 各国供与の兵器でロシア領への攻撃承認求める

ロシアのウクライナ侵攻を受け、EU=ヨーロッパ連合の加盟国と周辺国が設立した「ヨーロッパ政治共同体」は18日、第2次世界大戦を勝利に導いたチャーチル元首相の生誕地、イギリス南部のブレナム宮殿で首脳会議を開き、40か国余りの首脳が出席しました。

ゼレンスキー大統領は「プーチンはヨーロッパを分断させるという目標を達成できなかった」と述べ、各国に結束の重要性を呼びかけるとともに、名指しは避けながらもハンガリーのオルバン首相が今月、ロシアを訪れプーチン大統領と会談したことを批判しました。

その上で「われわれの兵器の使用制限が少なくなるほど、ロシアは和平を求めるようになる」と述べ、各国が供与した兵器によるロシア領内の軍事施設への攻撃を認めるよう改めて求めました。

英 スターマー首相「ロシアにわれわれの姿勢を示すことは重要」

今月就任したイギリスのスターマー首相は「ヨーロッパ政治共同体」首脳会議の冒頭「ロシアの脅威はヨーロッパ全土に及ぶ」と述べ、冬を見据えたウクライナへのエネルギー面の支援や、ロシア産の原油を輸出する船の取り締まりを強化する必要性を強調しました。

終了後の会見では、アメリカ大統領選挙でウクライナ支援に懐疑的な立場のトランプ氏が当選した場合の影響を尋ねる質問が相次ぎましたが、スターマー首相は「ロシアにわれわれの姿勢を示すことは重要だ」と述べ、できるかぎりの支援を続けるべきだという立場を示しました。

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