日立製作所は19日、英国で鉄道線路の周辺環境の異常を自動で検知するシステムの実証実験を始めたと発表した。運転室に設置したカメラで撮影した映像を人工知能(AI)が分析し、線路沿いの植物や地盤沈下などの異常を見つける。人が目視するよりも効率良く検知できるという。
実証実験は鉄道システム子会社の日立レールが、英国の鉄道大手ロンドン・ノース・イースタン鉄道などと共同で進める。
英国の鉄道線路は周辺に植えた樹木の葉が茂りすぎて運転士の視界を妨げていたり、振動などにより地盤が沈下していたりするケースがある。日立はこうした異常を自動で検知するシステムの開発を進め、実用化を目指す。
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